2010年11月24日水曜日

ルルド巡礼(9)最終回

ルルドの洞窟の様子は、24時間ダイレクトな映像をインターネットで見ることが
出来るのをご存知でしたでしょうか。
こちらになります。

ルルドの洞窟ライブ中継 ← こちらをクリック


日本とフランスでは7~8時間の時差があるのをお忘れなく。11月1日からフランスは冬時間になりましたので、8時間日本より遅れています。
しかもルルドの冬は日の出が日本よりずっと遅いです。朝7時ではまだ真っ暗です。

洞窟は24時間明かりが灯っていて夜中でも祈ることができますが、
現地の朝3時から5時頃はお掃除タイムです。
はい、毎日早朝にお掃除やろうそくの管理をして下さる方々のお陰で、
ルルドはいつも清潔で祈りの雰囲気に包まれています。

さて、このルルド中継ですが、ルルドに巡礼に行きたくても、行けない方、
そういった方々に最適です。良く出来ていると思います。
ここに映し出される映像のお陰で再びルルドを訪れた気にさせてくれました。
是非一度ご覧下さい。

これで私のルルド巡礼記はおしまいです。読んで下さりありがとうございました。
皆さまもいつかルルドの地を訪れる日が来ます事を祈りつつ。。。
by Y.Y.

2010年11月17日水曜日

ルルド巡礼(8)

ルルドでは毎週水曜日と日曜日にインターナショナルミサがあります。
聖域内にある聖ピオ10世大聖堂という半地下の聖堂で行います。
私がそのミサに参列したのは9月初旬の普通の日曜日でしたが、
大司教様1人、司教様6人、司祭400人、会衆1万8千人と言う大掛かりなミサです。
2年前に長崎であった列福式のようなミサがここでは毎週行われています。
こちらです。





大聖堂の真中付近から撮った写真です。祭壇が大聖堂の中央に位置していて、四方から良く見えるようになっています。











車椅子の方々の優先席すぐ後ろで2時間程立ったままミサにあずかりました。大聖堂にはミサの1時間前に着いたのですが、もう席はありませんでした。







ルルドでは一日中、どこかでミサが行われています。フランス語、イタリア語、ヘブライ語・・・
私が滞在した時は日本語のミサはありませんでしたが、日本からも巡礼団がしばしば訪れ、
日本語のミサが行わるそうです。
つづく
by Y.Y.

2010年11月10日水曜日

ルルド巡礼(7)

ルルドには、水浴場と呼ばれている所があります。

川向こうから水浴場をのぞむ
 縦長の浴槽を一回り大きくした石作りの浴槽に、
親切で礼儀正しいボランティアさん達の
助けで水に浸かります。
脱衣の時も、水に浸かる時も
プライベートが大変守られています。
浴槽には段差あって、そこに降りて行きます。

身体の不自由な方は担架に担いで
水に浸かせて下さいます。
祈りに満ちた場所です。ボランティアさん達が優しく見守る中、
沈黙で祈りの意向を唱えてから前に進みます。
新たに洗礼を受ける気持ちです。

ですが、この水がとても冷たい!

水源から直接汲み取っている冷たい水で、温めずそのまま使います。
温水プール並みの水温を期待していた私は、
一歩足を踏み入れた時点で足がすくんでしまいました。

『全身浸かるなんて無理です! 腰までで大丈夫です!』

と心の中で叫びつつ、目の前で微笑んでいる小さなマリア像にすがりつきましたが、
親切で腕力のあるボランティアさん達の手により、仰向けに沈められてしまいました。。。
心の準備が出来ていれば大丈夫です。
ルルドに巡礼された時には是非体験して下さい。
大変人気があるので3時間は並ばなければなりませんが、
恵みに満たされるでしょう。
by Y.Y.

2010年11月3日水曜日

ルルド巡礼(6)

ルルドでは毎晩ロザリオの祈りを唱えながら、ろうそく行列が行われます。
様々な国の言葉で祈りが捧げられ、無数のあたたかい ろうそくの灯が揺らぎます。



それぞれの想いを携えてルルドに来ている巡礼者達の心が一致する時です。
皆で心を一つにして感謝の祈りを捧げます。
言葉では表す事のできない安らぎと聖母への幼子のような信頼がルルドを包みます。
毎晩行われる光景です。
つづく
by Y.Y.